Amazonで「レーザー墨出し器」と検索して、Firecoreというレーザー墨出し器を見つけましたか?
(※2021年2月に確認)
分類的には格安レーザー墨出し器。もし、使えそうならDIYに限らずプロでも使って行きたいですよね。
そこで、会社概要、スペック、サポート内容などを徹底調査してみました!
Firecoreの会社概要【サポートは不安】
Firecoreってどちら様ですか…?
おそらく誰もがそう思うはず(笑)
ちぃとばかし頑張って調べてみました!
販売会社名 | 深圳科泽贸易有限公司 |
---|---|
公式HP | http://www.firecoretools.com/ ↑セキュリティ的にアクセスはおすすめしません |
Amazon 販売ページ |
https://amzn.to/3aI2j50 |
中国版Googleである「Baudu」で検索したところ、公式っぽいサイトを見つけました。
販売会社は中国の会社のようですが、どこで製作されているかは一切不明。WEBサイトも古くてレイアウトが崩れていたり、すごく読みづらかったです。
わかった事の一つに、オンライン販売は公式経由 or Amazonからと記載されているので、楽天からの出品は100%販売代理店 or 個人出品って感じだと思います。
お問い合わせページはありましたが、最低、英語を使えないとどうしようもないといった感じです。
Amazonで購入レビュー者の中に「サポートもしっかりしている」とコメントしている人がいましたが、カタコトの日本語でなんとなく返してくれたら良いレベルでしょう。(Amazonに出品している中国系のアカウントによくある)
レーザー墨出し器は必要な時にしっかりと動作してもらう必要があります。
プロの人たちにとっては、何かトラブルがあった時に、すぐに修理して正常に使えるまでの速度は重要ですし、細かいニュアンスが伝わらないと本当に苦労してしまいます。
DIY目的で使用頻度も高くなく、「今回使えれば良いか」っていう人は安さのメリットだけで購入するのはアリですが、基本的におすすめできないですね。
Firecore レーザー墨出し器の種類やスペック
種類について
レーザーの種類は、
- グリーンレーザー
- レッドレーザー
の2種類を揃えており、ライン数は5ラインのようですね。(※フルラインのグリーンレーザーも1台準備されています)
スペックについては通常表記と、『改良版』と表記された墨出し器(モデルチェンジ?)があります。
- 通常表記の5ライングリーンレーザー → 16,000円程度
- 『改良版』表記の5ライングリーンレーザー → 20,000円程度
改良版の方が高くなっちゃってます。
通常表記のレッドレーザーやグリーンレーザーは確かに安いので、ちょっとがっかり感が出てしまってますw
スペックについて
では、Firecore5ラインの中で、一番評価数が多く、評価が高かった『FIR411G』のスペックを見ていくと…
光源 | ダイレクトグリーンレーザー 波長:515nm/地墨650nm |
---|---|
出力 | 1mw以下、クラス2 |
線幅 | 2mm/5m |
鉛直方式 | 振り子式 |
補正角度 | ±3° |
本体回転範囲 | 360° |
作業範囲 | 約25m/屋内 約50m/屋外(受光器使用時) |
防塵・防滴 | IP54相当 |
指示精度 | ±2mm/10m(水平、垂直) ±0.5mm/1.5m(地墨ポイント) |
電源 | リチウムバッテリー+ACアダプター |
連続使用時間 | 約4.5時間(リチウムイオンバッテリー全照射時) |
本体質量 | 約2.64kg |
正直、スペック的にはかなり割安だと思います。
表記通りに動けば… という前提ですが、格安レーザー墨出し器の部類では優秀な方でしょう。
セット販売2万円で、
- 本体
- 受光器
- アルミケース
- 専用ストラップ
- ACアダプター
- リチウムバッテリー
- 充電器
- レーザーゴーグル
- L型ターゲット板
- 取扱説明書
以上をゲットできると考えると、お得な感じもなくはないです。
Firecore レーザー墨出し器の口コミ・評判は?
格安でスペックがソコソコだけど、サポートが壊滅的…どうしようかな?
このように悩み始めたなら、下の購入者レビューをみて欲しい!
まずは高評価から。
ToraBass
評価:現場にて検証した結果、実用可能範囲ではあると思います。
ただ、補正範囲は狭いので、三脚及び設置方法に十分配慮して使用することを心掛けたいですね。
また、受光機がとてもシビアな感じです。
精度第一に思うのであれば仕方ないのですが、少し余裕があれば使い勝っても良いかと思います。
何にしても、受光機あっての商品かと思われます。
総合的に見て、簡易トランシット的な役割は十分果たせるのではないでしょうか。引用:Amazonレビュー
Amazonカスタマー
評価:少しベースに遊びは有ります。フル充電で1日の作業は出来ました。
引用:Amazonレビュー
Amazonカスタマー
評価:使いやすいかは、その状況なのでなんともですが
DIYレベルなら、120%満足できる商品だとおもいます。
ただ、水準を簡単に合わせれる人です。ここで困る人は、Autoのもっといい商品を購入した方がいいです。引用:Amazonレビュー
Amazonレビューが4.2くらいある商品なので、基本的に良い評価が並んでいます。
とはいえ、詳細を見てみると「価格の割には」という枕詞がつくように感じます。
格安レーザー墨出し器なので期待しすぎは禁物です。DIYレベルの使用に留めておくか、自分でメンテできる人に限った方が良さそうです。
では、
逆に悪かった評価を見ていきましょう。
Amazonカスタマー
評価:受光器の電源を入れるとブザーが鳴りっぱなしになり 使えません。至急使える受光器を届けてください。本体は大丈夫みたいです。
引用:Amazonレビュー
たかぴ
評価:水平レベルの校正が5メートルの距離30度の範囲で4ミリの誤差があり使える範囲ではなかったです。
結局自分でばらして調整しました!引用:Amazonレビュー
ガルタイト鉱業
評価:本体はまだ使えるけど、受光器が現場デビュー前に死にましたwww
バラした結果、基盤不良かハンダクラック、受光パネルが死んでる可能性ありw
あと、修理依頼とメーカー保証はありませーんwww
どうしても修理したい場合は本国に行って下さいwww引用:Amazonレビュー
低評価のほとんどは初期不良によるものです。
最初に書きましたが、Firecoreのサポートを受けるのはかなり難しいと思います。
日本のGoogleでヒットしない公式?サイトのサポートページに行って、中国語 or 英語でやりとりする必要がありそうな感じなので、普通の日本人には不可能です。
高評価のレビューの時にも共通ですが、自分で調整して直せる人にとっては割安です。
ぶっちゃけ、調整する事はめんどくさいですし、調整している時間の余裕がない人も多いでしょう。
割安の商品といえど、サポートが微妙すぎると使い物になりません。
多くの人はサポート込みの値段で商品を買っていると思うので、スペック公表値が良くても敬遠した方が良いという判断です。
FirecoreはDIY or 自分でメンテできる人向け
Firecoreのレーザー墨出し器について情報を分析しましたが、やはりDIY or 自分でメンテできる人向けですね。
公表値の精度的には「安い」と評価できるレーザー墨出し器だと思いますが、一度トラブルが発生してしまうと自分でどうにかしないといけません。
また、素人のDIYレベルなら十分楽しめるといった印象です。
格安なグリーンレーザーということで調査されたと思いますが、自力で問題を解決できる人でないと購入はオススメできないです。
Firecoreより少し高い値段を払えば、格安レーザー墨出し器「VOICE」なども購入できます。
似たようなスペックだと感じると思いますが、正規代理店が日本にあり、日本語でサポートしてくれるレーザー墨出し器です。
合わせてチェックしておくのがおすすめですよ。