自動車部品メーカーとしても有名なボッシュ(BOSCH)は、レーザー墨出し器も販売しています。
ボッシュ製ということで高価・高品質・高評価なのか?と思って口コミ評判を調べてみると、お世辞にも評価が良いと言えるものではありませんでした。特に「使いづらい」というレビューが多かったのです。
情報をまとめた結果、ボッシュ製のレーザー墨出し器は、使いやすさや精度よりも「小型」「安価」といったプロ仕様ではなくDIY向けの製品としての強みが大きく、ヘビーユーザーの評価としては低くなってしまったという印象です。
ボッシュ(BOSCH)レーザー墨出し器の評価が悪い…
ボッシュは自動車部品メーカーとしての知名度が高く、高品質な商品であると思っていました。しかし、ボッシュの口コミをアマゾンレビューなどで調査した結果、どの機種においても良くないレビューが散見されした。
悪い評価が散見される
Amazonカスタマー
評価:災厄、二ヶ月くさい使って壊れました、ダメやつ、問い合わせしたけど、返事か来ない
Amazonカスタマー
評価:取り扱い説明書に日本語がありませんでした。これは平行輸入品という事?購入時はもう少し安価な物がありましたが
それは平行輸入品と明示されていましたので避けました。説明書はホームページからダウンロードできますし商品も輸入品でも同じだろうからよいです。問題は何か問題があったときの対処方法です。日本のボッシュはホームページで平行輸入品の一切の保証及び対応はしないといっています。もし何かあれば非常に不安です。
Amazonカスタマー
評価:思った通りに見易いけど…2メートル位離さないと地墨の位置に当たらないので大きな現場でないと使えない。もう少し近くに照射してくれたら使い道多くなるのにと思う。
Amazonカスタマー
評価:縦ラインは十分なのですが、横ラインのエリアが狭い。おしいなぁ~。
Amazonカスタマー
評価:しいて言えば傾斜させない時(一般的な水平を採る時)のロックが固くて凄く切り替え仕難い!
スイッチの順番が、フリーの次に固定なら使い勝手が良いのだが、物事逆で固定の次がフリーでオマケにここからがロックが固くて何度も入る/切るを繰り返さなくてはならず凄く不便!
Amazonカスタマー
評価:自分は配管設備の仕事をしています。
ジンバル式の為振動が大きいところでは使用できません。ラインの固定が出来るようになり45°ライン等が出せるようになりました。(三脚などが別途必要になります。)パルスモードがあるので受光器も使用できます。
結果的にはあまり特徴も無い製品ですね、同じ安いなら山真のレーザーのほうがクオリティーが高い気がします。特にGLL5-50はボッシュクリーナーGAS18V等と同じでボッシュらしさが感じられないチープな概観です。クリーナーと同じでアジア向けに開発されてボッシュに許可を取った製品なんでしょうね・・・。
良い評価もあるけど100%満足していない?
Amazonカスタマー
評価:・縦方向は約120°(上下各約60°)横方向は約70°と、特に横方向が狭く物足りないスペック。
ただし、通常の住宅内装での壁タイル張や棚設置などのDIYでは意外と不足は感じなかった。
・ダイレクト方式グリーンレーザーで、屋外では曇天もしくは影の落ちた部位なら視認できる。もちろん屋内は問題ない。最近は安価なグリーンレーザーが増えてきたが、ダイレクト式かどうかはわからないものも多い。
・電源スライドスイッチをOFFにするとジンバルもロックされる。斜めラインを照射するにはONのまま傾けるだけ。約3秒毎にレーザーが明滅し斜めであることを知らせる。だが、ジンバルを固定しないまま傾けるのは精度保全に影響しないか気になるし、4°以下の緩勾配のラインを出したくても振り子が機能してしまうため出来ないことになる。他社製品のようにロックとON-OFFは別にして欲しい。
・防塵防滴IP54のため、取説には雨中使用禁止とある。規格上IP54は飛沫に耐えるだけで直噴流水には対応しない。ネガティブ要素も多々書いたが、何よりこの手軽さは素晴らしい。コンパクトで手軽に持ち運べ、すぐ使える。
Amazonカスタマー
評価:使いやすくてよいです。ただ微調整つまみで動く範囲が大きくイマイチなのが残念です。
Amazonカスタマー
評価:テレビの壁掛け用金具を壁面に取り付ける際の平行出しに使用しました。
もう少しレーザーが細いと良いかな?とは思いますが充分役立ちました。
評判をまとめると、決め手に欠ける墨出し器か
精度よりも『使いにくさ』を意識させるレビューが多かった印象です。また、保証に関しても気になるところ。
個人的には、性能・使いやすさ・価格を総評すると、あまり買いたいと思わないレーザー墨出し器ですね。BOSCHというブランド名負けしてます(ガッカリ)
特に建築現場で働く人たちには地雷かもしれないですね。作業効率が悪くなる弊害が恐ろしい…
性能面を見ても『イマイチ』という感想ばかり並んでいますし、高評価をつけた人たちも100%満足している人はほとんどいませんでした。
ボッシュ レーザー墨出し器の特徴とは?
使いづらさが目立つので基本的にはおすすめできませんが、ボッシュのレーザー墨出し器は他にはあまりない、いくつかの強みがあるのです。
- 形状が特殊なものがある
- 安価なグリーンレーザーがある
具体的に機種を紹介しましょう。
GLL3-80Pなど、一般的なレーザー墨出し器と照射口が違う
GLL3-80Pというレーザー墨出し器では、レーザー光が前と横から照射されていることがわかります。これによって、クロスライン(地墨)付近でもラインを引けるのがメリットです。
こちらのタイプの方が都合が良い人もいると思います。
QUIGO PLUSのようなコンパクトで安価な墨出し器もある
安価なキューブ型の墨出し器です。小型で持ち運びも楽なのがメリットですが、精度はあまり良くないのがデメリットです。
DIY目的などでは利用しやすく、よく購入されているようです。
GLL3-80CGはスマホで操作可能
スマホで照射ライン選択やレーザーパワー調整が可能、1人でも効率的に墨出し作業ができるのが特徴です。レーザー墨出し器のIoT化を実現した感じ。
GLL30Gならダイレクトグリーンレーザーが1万円以下
グリーンレーザーが1万円以下で手に入る!当サイトで紹介している格安グリーンレーザー墨出し器より安いということでビックリしました。が、キッチリと理由はあります。
仕様では『指示精度:±0.8mm/m』と記載されており、精度は良いとは言えません。。しかし、DIYで壁にタイルを貼りたいぐらいのレベルなら十分に使えると思います。
ボッシュのレーザー墨出し器はDIY向け
購入者のレビュー・評価を調査した結果、レーザー墨出し器としては使いづらく不安が残るという認識で間違い無いと思います。
レーザー墨出し器の性能面でも中途半端で、価格を見ても格安レーザー墨出し器ぐらいであり、同じ値段であれば格安レーザー墨出し器の方が性能が良いと感じるという口コミもありました。
一見、使いどころが無さそうですが、ボッシュ製はレーザー墨出し器の形状とグリーンレーザーの安さに強みがあります。
- 地面のクロスライン近辺までキッチリラインを出したい
- 小型のキュービックタイプを使いたい
- 精度はおいといて、安価なグリーンレーザーを使いたい
などの要望があるなら、一考の価値はあると思います。
ボッシュというメーカーのブランドから、プロ向けかと思っていましたが、DIY向けのレーザー墨出し器の印象が強いですね。